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天敵は元気

ここ数日、最低気温が15度になってきました。
日中の最高気温も25度位、秋らしい感じですね
昨年の今頃はとても暑かったので、今年もそうなんだろうなぁと構えていたのですがハズレました
自然というものは、毎年同じじゃないですね。
しかし、こんなにも変動が多いと、農作物を作られる農家さん達はご苦労が多いでしょうね

私の懸念していることの1つが減りました
それは、ツバメ!
練馬群のすぐ近くに居たツバメ達は、とっくに暖地へと旅立ったそうです。
今年は8月中旬には居なくなっていたのでは?と思います。(人様のお宅をジロジロ見るわけには行かず、通る度にチラ見をしてましたが、見かけない事が多かったので)
先日、勇気を持ってツバメ居ますか?と聞いたら、もう居ないよ。との返答でした
昨年は、たくさんのミツバチがこのツバメ達に食べられましたから、何とか対策をしなければと思っていたんです。
私は鷹(猛禽類)にも興味があり、いつか飼育したいと密かに思っていたんです。
しかも都内に猛禽類のカフェがあり、色々飼育のお話も聞け、幼鳥も買えるそうなんです。
これは、ツバメ撃退に飼うかと半ば真剣に思いました。
夫は嫌がるかなあ・・と思ったら、意外や意外、「鷹とか好きだよ」との好感触
これから鷹の勉強をして、ご縁があれば、いつかM’s Bee Gardenの従業員に鷹が加わる日が来るかもしれません(笑)。

そして、もう一つの天敵、オオスズメバチ!まだまだ元気ですよ、彼女達。
昨日の茨城、スズメバチを捕獲する為の自作の誘因液を入れたペットボトルの液体を交換していたら、早速、やって来ました
誘因液は、果物のジュース、酒、砂糖、お酢で出来ています。
私の経験からジュースはオレンジジュースが一番効果的です。葡萄ジュースはイマイチでした。
03.jpg
ボトルの中に10匹以上入っていることがありますが、気持ちが悪いので写真は撮りませんでした
巣箱に群がるオオスズメバチをいつものように、虫取り網で捕まえて、足でギュッと踏みつけて殺していたら、
オオスズメバチが私の顔の辺りで威嚇し、「カチカチ」という威嚇音を聞きました
おおお!これがテレビでよく駆除する場面で見る光景か!とちょっとワクワク
あまり刺激をすると、毒液を出して仲間を呼ばれても困るので、ひとまず退散して、巣箱の近くに山栗が落ちているので、拾って遊んで来ました。

練馬群にもオオスズメバチがやって来ました。
練馬は茨城と違い、せいぜい多くて一度に来るのは2匹くらい。
今朝、7時半頃にミツバチを捕まえにやって来ました。
う~ん、「あまちゃん」の最終回が見たいのにぃ
ほれ、写真のようにミツバチ達が戦闘態勢に入っているし・・私が殺らねば、娘達が危ないテレビを諦め、スズメバチ退治~!7時半から2時間くらいで7匹駆除しました、合掌
その後、オオスズメバチは来ていません。
取り逃がさないことが大事です
02.jpg
西洋ミツバチもスズメバチに対抗するんですよ
(写真はオオスズメバチの襲撃に備えて集まりだしたミツバチです)
スズメバチが近づくのが分かると、ミツバチ達が一か所に集まり出します。
オオスズメバチが団子状態のミツバチ1匹を捕まえようと足をかけた時に、ミツバチ数匹がオオスズメバチを引っ張り込み、一斉にスズメバチに群がります。
スズメバチを自分達の身体の熱で殺してしまうんです。中には、スズメバチを刺しているミツバチも居ます。見ていると、これはミツバチの知恵、戦術なのかな?と思うんです。
明らかに捕まりやすい位置に、おとりのようなミツバチが1匹居て、スズメバチが来たら一斉に引っ張り込んで攻撃するんですよね。
でもこのパターンは、スズメバチが1匹来た時は有効だけど、複数に襲われると勝ち目はないんですよねぇ。
正確ではありませんが、以前、熱殺している様子を見た時は30分位はスズメバチにミツバチが群がっていましたので、お仕事完了させるには時間もかかるようです。
なので、人間のサポートが必要なんですよね。
賢くて、団結力、社会性があるミツバチ、本当に素晴らしい生き物です


~お知らせ~
2013年10月20日(日)「練馬まつり」に出店致します。
会場:練馬総合運動場 「ねりコレ」ブースにてハチミツの販売を致します。
最寄り駅:練馬駅(西武線、都営大江戸線)
詳しくはコチラ→http://www.nerima-matsuri.com/
お待ちしてま~す




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楽園作り3・基礎工事

9月16日の台風18号が過ぎて、朝の気温がぐっと下がり肌寒く感じます。
いつも9月は夏のように暑い日が多いので、ミツバチの世話もまだまだ時間がたくさんある!なんてのんびり構えていたので、予想外の早い秋の到来に少し焦っています。

まず、練馬群は弱群の蜂数がもう少し増やしたいところなので、強群から出房間近の有蓋枠を一枚抜いて与えようと思っていたところです。あまり気温が低いと、働き蜂の数が少ないので十分に保温が出来ず有蓋枠に居る幼虫が育たないのです。そうは言ってもまだ最低気温が20度なので間に合いますが、なにせ心配性なので
それから茨城群は、相変わらずオオスズメバチが大群で攻撃をしており、内検ができる状態ではありません。
同じ場所で何年も飼育しているので、スズメバチ達に巣箱の位置を覚えられてしまい、人間が自分達を殺すということを学習したようで、巣箱に近づくと、直ぐ様、偵察?と思うようなオオスズメバチが近づいて来ます。
更には、台風18号の影響で、立ち枯れしていた大きな松の木が倒れ、細身のエゴの木とさらに細い名前の知らない木の2本で倒木の松を支えており、巣箱への直撃を阻止しています。
今までも、なんども巣箱の近くに大きな枝が落ちたり、木が倒れて、「危なかったね」という経験はあるのですが、今回はもう一度、大型台風が来たら巣箱の上に落ちるかもしれません
倒木を切ろうか?と考えたものの、3階建て位の長さがあり、引っかかった位置も3メートルは超える高い所なので、切ることによって、巣箱に落ちることも考えられるのでこのまま見守り、神に祈るしかありません
重機は入りそうにないので業者さんに頼むことはできないし、入ったとしてもオオスズメバチが居るところで作業をさせるなんて、自殺いや殺人行為ですよねぇ
森の中での養蜂は、小鳥のさえずりが聞こえ、太陽の日差しに輝く新緑を眺め、時折吹く風の心地よさを感じられる最高の職場なのですが・・良い事ばかりではありませんね
なんとか強風にならないことと、スズメバチの襲撃が終息することを願うばかりです。

楽園作りは、基礎工事が始まりました。
水道と電気工事も進められておりました。

建築地に砂と砂利を敷き詰め、重機で地盤を固めておりました。
大体工事期間は一週間ほどかかるそうです。

秋になり、養蜂道具の後片付け(巣箱の洗浄、消毒)やら、蜜蝋作りなどの仕事をそろそろやらねば
それにしても、急激な天候の変化・・この先が心配になります



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ハチミツの販売しております。詳しくはホームページをご覧ください。
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ボロボロの巣脾

茨城の蜂場近くの田んぼです。
一部稲刈りが済んでいる場所がありましたので、ここも近々稲刈りが行われそうです
田んぼの向こうに見える森が私の蜂場、なんて嘘、ほんの一角です(笑)

楽園作りの方は、いよいよ小屋の建築(大工さんが建てます)が始まります。
完成予定は12月末です。

練馬の弱群の巣脾がスムシ食い荒らされてしまいました
凹んでいる所にスムスの卵と幼虫がいました。平らであるべき巣脾が凸凹に。
スムシの幼虫や卵をピンセットやファイブツールで取り除きます。
その後、強い群の巣箱に入れ、掃除を頼みます
IMG_4747.jpg

あら、やだ、before・afterの写真を載せたかったけど、違う巣脾だわ
ま、掃除をしてもらうと、削り取ったところは凹んだままですが、大部分は平らに修復してくれます。
凸凹だと、採蜜する時に蜜蓋を切り取るのが面倒になり、不都合が多いんですよね。
使い物にならない物は、巣礎の張替をします
こういった作業は冬の仕事の一つになります
(↓掃除をしてもらった巣脾)
KIMG0452_20130913172828841.jpg

春の隆盛だった頃をちょっぴり懐かしく思いながら、作業は冬支度へと移ります。
ミツバチ達に綺麗に掃除をしてもらった巣板(巣脾)は、来年の春まで保管しなければなりません。
密閉容器に巣板とドライアイスを入れ、巣脾の殺菌をします。
その後、ワサビのシートを密閉容器に入れて保管します。
このワサビ、凄く強烈で涙と鼻水が出ちゃうんですよ(笑)
人間だって参ってしまうのだから、虫も敵わないわけです
この保管の他に、業務用冷凍庫も使っています。

こうやってブログを書いていると、養蜂終了時期みたいだわなんてリラックスしちゃうけど、
スズメバチを忘れちゃいけない
茨城群はオオスズメバチが一度に7匹位襲撃に来ているんです
巣箱の前で、じーーーっとオオスズメバチを見ていたんですが、彼女達、喧嘩するんですよね。
同じ姿でも縄張りがあるみたい。ミツバチだって同じですが・・。
仲間と思わしきオオスズメバチ同士は、頭を突合せ、なにやらヒソヒソ話をしているような感じの行動をしています。
オオスズメバチは体が大きいので、ミツバチのように小回りが利かず、空中を飛ぶミツバチを捕まえるのは容易ではないみたい。
オオスズメバチの敵同士だと、低空飛行でバチバチという音を立てて戦います。
でも見ている限りでは殺し合うことは無かったです。
割と勝負はあっさりして、負けたと思うオオスズメバチが巣箱から去りました。
暫くしたら、負けた方がまた来るのかどうか?分かりませんが・・
なにせみんな同じオオスズメバチなもんで区別がつきません(笑)
それにしても、自然界はうまくバランスが取れるように作られているもんですね。
しかしまあ、オオスズメバチ、困ったもんです
オオスズメバチの羽音が身近で聞こえたら、凍り付いたように動きません
スズメバチのチェックが済むまで、息を止めるくらいじっとして、彼女たちが離れるのを待ちます
なんだかオオスズメバチに負けた気もするのですが、ガチで勝負したら圧倒的に向こうは強いですものね。
逆らわず、冷静にですね・・。


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どんぐり発芽しましたよ

昨年秋に植えたどんぐりが芽をだし、少し成長しました
どんぐりの頭の部分から左右に根が伸びてるの~!
KIMG0425.jpg
どんぐり発芽
(昨年のどんぐり)
どんぐり2
いえね、実はね、発芽しないと思って、植えた植木鉢の土をリサイクルしようと思い、鉢をひっくり返したら、もやしみたいな芽を出したどんぐりがゴロゴロ出てきたんですどうやら土を深く入れ過ぎて土から出るのに時間がかかっていたようです
ダメだと思っていたので、ちょっと嬉しい
60センチを超えたら、植林活動をしている団体に送る予定ですが、来年になるかなぁ。
森の熊たちの餌になれば・・と思ったけど、どうやら熊達は人間が出した生ごみなどの匂いに引き寄せられ里に下りてくるようですね。
聞いた話によると、熊の嗅覚は10キロ先の匂いがわかるそうで、ミツバチの巣(ハチミツ)の匂いをかぎ分け巣箱を襲うのだそうです。山間部での養蜂は、スズメバチ、クマと大変だと思います。
どんぐりが実るようになるには、どれだけ時間がかかるか・・
どんぐりなんて、食わねえぞ!なんて言われそうな・・

昆虫のブログを書かれている方が「ナラ枯れ」が出ていると書いてらっしゃいました。
林野庁のホームページに被害の報告があります。
カシノナガキクイムシという虫が媒介するナラ菌によって、ミズナラ・コナラ・カシ類が枯れてしまうのだそうです。カブトムシやクワガタも樹液が出ているあたりに居ますよね
どんぐりの生る木がなくなると、野生の動物や昆虫たちの餌はどうなるんだろう?
虫の研究者のHPによると、ナラ枯れは大径化した古い木に多くみられるのだとか。薪や炭の需要がなくなり、山林の手入れをしなくなったので大木化しているそうです。枯れたナラは、自然更新がされるので、森が無くなることはない。と記述もありますが・・

原因は人間が関係していたのか・・ちゃんと山の手入れをしたならば被害が拡大することはなかったのかも!都合よく自然を利用し、利用価値がなくなった後は知らんふりの傲慢さが嫌になります

色々考えさせられます・・
私には何にもできないから、どんぐり増やそっと


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宿敵現る!

前回、書きました練馬の奇形かも知れない?未交尾の女王ですが、昨日、内検をしたところ、産卵しておりましたどうたら交尾飛行は成功したようです
数日前から産卵開始したようで、目を凝らして見ると、卵からうっすらと乳白色の小さな小さな幼虫へと変化しているではありませんか!
女王と小さな小さな幼虫を発見した時は、言葉に出来ない感動がありました。
12か月のうち10か月は、ミツバチの心配をしてます(心配性)が、こういう感動があるから続けられるという感じです。
練馬は12月になっても産卵が続くので、たくさん産卵し、蜂数を増やして越冬できることを願っています


一つ心配が減ったところで、今度は茨城のミツバチ達は、宿敵スズメバチの襲撃が始まっていました。
スズメバチの襲撃に備えて、巣箱の出入り口にスズメバチ捕獲器を設置しておりましたので、巣箱内は大丈夫なのですが、スズメバチの襲撃に働き蜂が巣箱を護ろうと、次から次へと巣箱から出て戦うので、スズメバチに殺されてしまいます。
捕獲器を付けたのだから、巣箱内にスズメバチが入る事はないのだから、安心して巣箱の中に居てちょうだいと願うのですが・・防衛本能は命あるもの全てに備わっているから・・戦士なんですよね。戦いに敗れた働き蜂の大量の死骸が地面に広がります
写真は、スズメバチ捕獲器(網の中にオオスズメバチが捕まっています)、地面に茶色い埃の塊のように散らばっているのは、戦死した働き蜂です。
スズメバチ2

捕まったスズメバチ20匹くらいです。
金属の網をガチガチかじっています。
このまま1~2日すると水分が取れず死んでしまいます。
スズメバチ3
オオスズメバチが5,6匹巣箱を狙ってホバリングしていました。
虫取り網で、サッと捕まえて殺しますが、昨年あたりからオオスズメバチが威嚇をしてきます。
この日は、到着して直ぐに、革製の手袋をした手にいきなり止まりました
作業用の手袋なので、ミツバチのプロポリスやハチミツが染み込んで匂いがしたのだと思います。
しかし、オオスズメバチというだけあって、大きい!女性の親指くらいの大きさ!
養蜂用の作業着で全身を保護しているから、オオスズメバチがブンブン飛んでいても、なんとか居られるけど、防具なしでは恐ろしくて近づけないです。

(スズメバチトラップ)
スズメバチが好む、ジュース(酒、砂糖、酢、果汁入り)をペットボトルに入れ、蜂が通れるくらいの多きさの穴を開け、入ったら出られないよう内側に穴を折り込んでいます。
この仕掛をスズメバチの通り道に幾つか取り付けます。
入ったスズメバチは出られず溺れ死にます。
時々、この中にクワガタも入ることがありますよ
スズメバチ

スズメバチバスターにお願いして、オオスズメバチの巣を取り除いてもらおうか?と一瞬頭をよぎりましたが、
(養蜂家にとっては、蜂群が全滅させられ、損害が大きいのです)、オオスズメバチも自然界には必要な生き物、わざわざ巣を探してまで駆除することはやはりフェアーでないな・・と。
出来る限り、襲撃からミツバチを最低限護れるよう工夫して様子を見ます。
またしばらく心配の日が続きそうです
がんばれ!ミツバチ!!


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プロフィール

べスパ・マンダリニア

Author:べスパ・マンダリニア
小さな庭(JARDINET)で蜂との共生を楽しんでいます。
皆様にもその味を少しでもお届けしたいと思っています。

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