種の話
2月4日練馬区消費者センター主催の「いのちの種を未来に」という種のお話の講座に行ってきました。
種に興味を持ったのは、数年前に区民農園で配布された綺麗な青紫色のほうれん草の種を見たことがきっかけです。
植物の種を見るなんて、極端な話ですが小学生の朝顔以来でして、、青紫の種を見て凄く感動したのです。
当時は「ほうれん草の種って綺麗な青紫なんだね、かわってるね~」と疑問にも思わなかったのですが、それから数年後に、農薬が与えるミツバチへの影響の講座を聞いて、欧米の種に農薬をコーティングしている話を聞き(例としてピンク色のトウモロコシ種を挙げていた)、綺麗だと思っていたほうれん草も農薬コーティングされたものだったんだ!とその時に気づき、衝撃を受けました。以来、種の事は私の関心事だったのです。
本題の講座は、野口種苗研究所代表 野口勲氏(タネ屋さん三代目)。
タネの歴史から最新式のタネの生産方法、遺伝子のこと、近い将来のタネをめぐる利権など幅広いお話でしたが、限られた時間でお話が途中となってしまい、つづきを是非お聞きしたいところでした。
ユーモアを混ぜてお話してくださるので、どんどんお話に引き込まれ、もっと種の事が知りたくてたまりません。
ブログにどの種のお話を書いたらよいか迷うくらい興味が広がります。
私が一番感じたことは、生産者、販売者(流通)、消費者が上手くかみ合わないものか?と。
F1種という言葉はご存じでしょうか?販売されている種の袋などに表記もあるのですが、F1=雑種第一代(ざっしゅだいいちだい、first filial generation)花が咲いて種を採って植えても一代目と同じような作物は出来ない、出来にくいのだそうです。
改良し作られたF1種のよいところは、成長のスピードが一定なので植えつけた畑の管理がしやすい、そして実の大きさも均一の為、規格の箱詰めがしやすい。そしてそれを販売する店舗や宅配する側も扱いやすいということです。
昔ながらのタネ(在来種)は、成長や実った作物に個体差があるのだそうです。野口さん曰く、同じお母さんから生まれた種を同じ畑・同じ日に撒いても、成長が早い子(作物)もいれば、遅い子もいる、太っちょもいれば、痩せもいる、ということなんだそうです。本来、作物とはそういうものなのだそうです。
人を雇い農作業をする農家が多いなか、今日はこの畑全部収穫するぞ!隣の畑に全部種撒くぞ!と計画的に作業をしないと、とてもやって行けない。
環境や品質にこだわる宅配会社でも、同じ販売価格の大根でもAさんは太く、Bさんは細い。なんてことになったら消費者からクレームが来ることが予想されるため、在来種を使った農法を断念したとか。
消費者としては、出来る限り無農薬で新鮮で美味しい野菜が食べたいと思うものだけど、提供する側の事情(先に書いた)を知ると致し方ないものか・・と言い表せないジレンマに陥ります。
しかし、F1種などで驚いている場合ではない。海外では遺伝子操作をした種の他、ターミネーターテクノロジーなどと言う、米国で特許を得た技術があるのだそうです。この技術は自家採取をさせない為のもので、二代目を発芽させようとしても発芽できない、発芽しても死んでしまう「自殺するよう作られた種」しかできないそうです。
一番初めに野口さんから、種は「一粒万倍」(自家採取で何倍にも増やせるという意味)と言われていたんですよ。とおっしゃってましたが、それが最近では種は買う物。そしてこの先懸念するは、力ある企業が種を独占し兼ねないこと。
在来種のタネを守らなければ、世界中で種は買わないと手に入らないことになってしまう。
こんなことになってしまったのは、私達の生活スタイルと意識の変化が原因だと思う・・農家さんだけに昔ながらの不便さを押し付けてはいけないと思う。安全で美味しい野菜を食べたければ、消費者の意識と農家さんの労力に見合った価格設定なり、補助金が必要だと思う。
でもね、私もそうだけど、家庭で料理をしない主婦が多く外食する家庭が多い。
外食産業さんが求める野菜は味の強みのないもの。味付けはレシピがあるので、採れた野菜の味が不均一だとレシピを変えなければならなくなうので不都合なんだそうです。
どうです、考えると仕方ないのかなあ・・と弱気になりますよね
TPPで遺伝子組み換えの食物やら、ターミネーターテクノロジーで生まれた作物を輸入し、知らないうちに口にする日は近いのだと思う。これでいいのか?納得して購入するなら別だが、「あ!今日は特売だわ♪」なんて喜んで購入したものの変なものを食べさせられると思うと怖い。
遺伝子組み換えで採れた作物をマウスに食べさせたところ、マウスが癌を発症したと。詳しいお話がこれから!と言う時に時間になってしまい、終了となってしまいました。
全くの素人の私ですが、とても興味があります、機会を見て野口さんの講演を拝聴しに行きたいと思います。
そしてまたブログで内容をお伝えできればと思います。
種に興味を持ったのは、数年前に区民農園で配布された綺麗な青紫色のほうれん草の種を見たことがきっかけです。
植物の種を見るなんて、極端な話ですが小学生の朝顔以来でして、、青紫の種を見て凄く感動したのです。
当時は「ほうれん草の種って綺麗な青紫なんだね、かわってるね~」と疑問にも思わなかったのですが、それから数年後に、農薬が与えるミツバチへの影響の講座を聞いて、欧米の種に農薬をコーティングしている話を聞き(例としてピンク色のトウモロコシ種を挙げていた)、綺麗だと思っていたほうれん草も農薬コーティングされたものだったんだ!とその時に気づき、衝撃を受けました。以来、種の事は私の関心事だったのです。
本題の講座は、野口種苗研究所代表 野口勲氏(タネ屋さん三代目)。
タネの歴史から最新式のタネの生産方法、遺伝子のこと、近い将来のタネをめぐる利権など幅広いお話でしたが、限られた時間でお話が途中となってしまい、つづきを是非お聞きしたいところでした。
ユーモアを混ぜてお話してくださるので、どんどんお話に引き込まれ、もっと種の事が知りたくてたまりません。
ブログにどの種のお話を書いたらよいか迷うくらい興味が広がります。
私が一番感じたことは、生産者、販売者(流通)、消費者が上手くかみ合わないものか?と。
F1種という言葉はご存じでしょうか?販売されている種の袋などに表記もあるのですが、F1=雑種第一代(ざっしゅだいいちだい、first filial generation)花が咲いて種を採って植えても一代目と同じような作物は出来ない、出来にくいのだそうです。
改良し作られたF1種のよいところは、成長のスピードが一定なので植えつけた畑の管理がしやすい、そして実の大きさも均一の為、規格の箱詰めがしやすい。そしてそれを販売する店舗や宅配する側も扱いやすいということです。
昔ながらのタネ(在来種)は、成長や実った作物に個体差があるのだそうです。野口さん曰く、同じお母さんから生まれた種を同じ畑・同じ日に撒いても、成長が早い子(作物)もいれば、遅い子もいる、太っちょもいれば、痩せもいる、ということなんだそうです。本来、作物とはそういうものなのだそうです。
人を雇い農作業をする農家が多いなか、今日はこの畑全部収穫するぞ!隣の畑に全部種撒くぞ!と計画的に作業をしないと、とてもやって行けない。
環境や品質にこだわる宅配会社でも、同じ販売価格の大根でもAさんは太く、Bさんは細い。なんてことになったら消費者からクレームが来ることが予想されるため、在来種を使った農法を断念したとか。
消費者としては、出来る限り無農薬で新鮮で美味しい野菜が食べたいと思うものだけど、提供する側の事情(先に書いた)を知ると致し方ないものか・・と言い表せないジレンマに陥ります。
しかし、F1種などで驚いている場合ではない。海外では遺伝子操作をした種の他、ターミネーターテクノロジーなどと言う、米国で特許を得た技術があるのだそうです。この技術は自家採取をさせない為のもので、二代目を発芽させようとしても発芽できない、発芽しても死んでしまう「自殺するよう作られた種」しかできないそうです。
一番初めに野口さんから、種は「一粒万倍」(自家採取で何倍にも増やせるという意味)と言われていたんですよ。とおっしゃってましたが、それが最近では種は買う物。そしてこの先懸念するは、力ある企業が種を独占し兼ねないこと。
在来種のタネを守らなければ、世界中で種は買わないと手に入らないことになってしまう。
こんなことになってしまったのは、私達の生活スタイルと意識の変化が原因だと思う・・農家さんだけに昔ながらの不便さを押し付けてはいけないと思う。安全で美味しい野菜を食べたければ、消費者の意識と農家さんの労力に見合った価格設定なり、補助金が必要だと思う。
でもね、私もそうだけど、家庭で料理をしない主婦が多く外食する家庭が多い。
外食産業さんが求める野菜は味の強みのないもの。味付けはレシピがあるので、採れた野菜の味が不均一だとレシピを変えなければならなくなうので不都合なんだそうです。
どうです、考えると仕方ないのかなあ・・と弱気になりますよね

TPPで遺伝子組み換えの食物やら、ターミネーターテクノロジーで生まれた作物を輸入し、知らないうちに口にする日は近いのだと思う。これでいいのか?納得して購入するなら別だが、「あ!今日は特売だわ♪」なんて喜んで購入したものの変なものを食べさせられると思うと怖い。
遺伝子組み換えで採れた作物をマウスに食べさせたところ、マウスが癌を発症したと。詳しいお話がこれから!と言う時に時間になってしまい、終了となってしまいました。
全くの素人の私ですが、とても興味があります、機会を見て野口さんの講演を拝聴しに行きたいと思います。
そしてまたブログで内容をお伝えできればと思います。
楽園作り・作業小屋の完成
茨城の養蜂場の作業小屋が完成しました。
少ない予算しかなく、大工さんには外装中心にできるところまでで建築をお願いし、内装は自力で作ってゆけばよいと、大工さんに相談して建築をお願いしたのですが、大工さんのご厚意で住めるように快適な家が完成しました。
もう、小屋と呼んでは失礼な感じなくらいです
ここに辿り着くまで多くの方にお世話になりました。
この場を借りて心より感謝申し上げます。
関わって下さった方のこと、そして伐採された大木のことを忘れず、なるべく元の雑木林に近づけるよう努力し、ミツバチと共にここでの暮らしを充実させたいです。そしていつも応援してくださる方に、少しでもここの自然のお裾分けができたらいいなと思っております
(2月4日に雪が降って雪化粧をした、蜂場庵)

一番にやりたかった、蜜蝋作りを庭でしました。
ターシャのような美しい蜜蝋作りとは、随分と違いますが・・・(笑)
昨シーズンのハチミツを搾る時に切り落とした蜜蓋と無駄巣などを少し湯を入れた鍋に入れ、火にかけ煮溶かします。
ホームセンターで購入したカマドの出番です。
庭先に落ちている枯れ枝を集め火をおこしました。

溶けると蝋についていたゴミやカスが浮いてくるので、取り除きます。
火から下し、冷めるのを待ちます。この日はとても寒くて直ぐに表面は固まり蜜蝋ができてきます。
固まった表面の蝋をすくい、綺麗な鍋で再度火にかけ、濾しながら容器に入れて冷めて固まれば蜜蝋の完成です。
お鍋一杯の蝋も濾して行くと、あまり量はとれません。いや、あまりの寒さに途中で止めたんです
。
雪が降った翌日に行ったので、耳がちぎれるんじゃないか?と思うくらい北風も強くて。
地面の土も雪と混じってドロドロぐちゃぐちゃ!長靴も泥だらけ。足の指先がジンジンと冷えて痛かったです。
子供の時、足がしもやけの子が居たけど、我慢していたら、しもやけになったかなぁ?
今時、しもやけの子供なんていませんよね、きっと。こんなこともちょっと楽しく思えました
また次回チャレンジです(笑)
可愛らしいキャンドルの型も用意したので、キャンドル作りもしたいと思います

お口なおしに、目の保養に(笑)・・・敬愛するターシャのキャンドル作りに憧れた風景です。
比べると笑っちゃうでしょう
敵いませんなぁ・・。
まだ初めの一歩ですから・・いきなりターシャのようには行きませんよね。
でもこんな風に優雅なキャンドル作りを夢見て、今出来る範囲で楽しみます

少ない予算しかなく、大工さんには外装中心にできるところまでで建築をお願いし、内装は自力で作ってゆけばよいと、大工さんに相談して建築をお願いしたのですが、大工さんのご厚意で住めるように快適な家が完成しました。
もう、小屋と呼んでは失礼な感じなくらいです

ここに辿り着くまで多くの方にお世話になりました。
この場を借りて心より感謝申し上げます。
関わって下さった方のこと、そして伐採された大木のことを忘れず、なるべく元の雑木林に近づけるよう努力し、ミツバチと共にここでの暮らしを充実させたいです。そしていつも応援してくださる方に、少しでもここの自然のお裾分けができたらいいなと思っております

(2月4日に雪が降って雪化粧をした、蜂場庵)

一番にやりたかった、蜜蝋作りを庭でしました。
ターシャのような美しい蜜蝋作りとは、随分と違いますが・・・(笑)
昨シーズンのハチミツを搾る時に切り落とした蜜蓋と無駄巣などを少し湯を入れた鍋に入れ、火にかけ煮溶かします。
ホームセンターで購入したカマドの出番です。
庭先に落ちている枯れ枝を集め火をおこしました。

溶けると蝋についていたゴミやカスが浮いてくるので、取り除きます。
火から下し、冷めるのを待ちます。この日はとても寒くて直ぐに表面は固まり蜜蝋ができてきます。
固まった表面の蝋をすくい、綺麗な鍋で再度火にかけ、濾しながら容器に入れて冷めて固まれば蜜蝋の完成です。
お鍋一杯の蝋も濾して行くと、あまり量はとれません。いや、あまりの寒さに途中で止めたんです

雪が降った翌日に行ったので、耳がちぎれるんじゃないか?と思うくらい北風も強くて。
地面の土も雪と混じってドロドロぐちゃぐちゃ!長靴も泥だらけ。足の指先がジンジンと冷えて痛かったです。
子供の時、足がしもやけの子が居たけど、我慢していたら、しもやけになったかなぁ?
今時、しもやけの子供なんていませんよね、きっと。こんなこともちょっと楽しく思えました

また次回チャレンジです(笑)
可愛らしいキャンドルの型も用意したので、キャンドル作りもしたいと思います


お口なおしに、目の保養に(笑)・・・敬愛するターシャのキャンドル作りに憧れた風景です。
比べると笑っちゃうでしょう

まだ初めの一歩ですから・・いきなりターシャのようには行きませんよね。
でもこんな風に優雅なキャンドル作りを夢見て、今出来る範囲で楽しみます

